ムスカ大佐の修業時代』についての補足

 今回のお話は どメジャー映画のパロディだけど、
ちょっと小難しいから とっつきにくかったかもしれません (> <)
 
インド叙事詩やら ジプシーやら ・ ・ ・  
ピンとこない人には消化不良だったんじゃないでしょーか?
 
以下に 補足を記載しときますんで、
もし良かったら読んでみて下さい(はあと
 
  【 補足 】
 ラーマーヤナ

シータ姫救出物語として 東南アジアとかで有名。  映画ではムスカのセリフで
『ラーマーヤナでは(ラピュタの雷を)インドラの矢とも呼んでいるがね』 と 言及している。

 マハーバーラタ

5000年以上前の史実が元ネタとされる大戦記。 ストーリーの大筋は漫画と同じ。
王族の お家騒動の果てに玉座が放棄され、?黄金の時代?から?闘争の時代?へ移行した旨が語られる。 
作中には核のごとき脅威を匂わせる描写があり、そのような痕跡がモヘンジョダロ(死の丘)にもあったりする。
ちなみにインダス文字の解読は絶望視されていて、碑文等から史実を辿るのは不可能と思われる。

 ヴァガバッド・ギーター   マハーバーラタのサイドストーリーで、クリシュナ(ビシュヌ神の化身)を最高神と仰ぐヴァガバッド派の根本経典。
『 我は死神なり、世界の破壊者なり 』 のセリフは?原爆の父?ロバート・オッペンハイマーが
史上初の原爆実験を成功させた時に引用した事で有名。この科学者の苦悩に満ちた人生は、知る価値があるよ!
 ジプシー

差別への配慮で 現在はロマと呼ばれている。 固有の思想と言語を保持する流浪の民。
長年その故地は謎だったが、言語の位相からインドであると判明した。 第二次世界大戦の頃に、ジプシーや
ユダヤ人 ・ 同性愛者 ・ 犯罪者は ナチスの強制収容所に送られたらしい。

 ユダヤ人

漫画のラストでユダヤ人に言及したのには、一応意味がある。
ラピュタのロボット達の胸には、 なぜか青ではなくて赤い盾の紋章が付いているのだが、
赤い盾の紋章といえばユダヤ系の金融業者・ロスチャイルド家(※ロスチャイルドとは?赤い盾?の意)
ムスカの父ニイサンの名は、ネイサン・ロスチャイルド(※戦争を利用して火事場で大儲けした人物)に因んでいる。
ムスカは 戦を肥やしにマネーゲーム( ゚Д゚ )ウマー♪ な生家を捨て
?黄金の時代?を目指したワケだが、結果は映画のとおりである。

 ↓ 【 補足2 ジブリの設定についてφ(・ω・ )
※  
ラピュタが衰亡した原因は疫病( この漫画では無視しました)。
※  ラピュタは宇宙へ飛び去ったのではなく、 映画のエンドロールのように地球の高高度を廻り続けている。
※  TVアニメ『未来少年コナン』の悪役・レプカの先祖はムスカとの事。ゆえに、この漫画でもムスカの子孫は未来まで生き延びたものとします。


P.S.上田の漫画にコメントしてくれてる人、本当にありがとう。
    『進撃の新都作家』でも描いたけど、コメ返すべきか いつも悩んで、でも しない感じで今に至ってます。
      孤高を気取りたいワケではないし交流できなくて寂しいけど、個人的に思う所あって不義理しております。
    コメント頂けるっていうのは本当に有難いし、なによりの励みです。
    これから長期連載を始めるんですけど、面白いって思ってもらえたら幸いです 
(*^ー^*)ノシ    


 

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